航空会社には、機内や空港などお客様から見える部分以外にも、多種多様な仕事が存在します。運航乗務員や客室乗務員など、入社してから様々な訓練や資格取得を通じそれぞれの『プロフェッショナル』として専門性を磨きつつ価値を発揮していく仕事と、総合職のように、経営や部門全体を見ながら組織運営や個別課題対応を行うなど、複数の仕事に挑戦する役割もあります。総合職においても、主にフライトオペレーションに関わる仕事など、高い専門性を発揮し、価値を発揮し続けていく仕事もあります。
当社には、「総合職」「運航乗務職」「客室乗務職」という3つの職掌があり、それぞれの求められる役割や入社後のキャリアモデルが定められています。総合職は、航空機整備、運航管理、旅客取扱業務のように、専門性を磨く仕事もあれば、一人ひとりが異なる部署や業務を経験( ジョブローテーション)しながら知識を習得し、将来、より責任のある、高い価値を発揮できる仕事に挑戦します。
ソラシドエアの総合職(事務系)の活躍場所は、運航本部から整備本部、運送本部、客室本部、本社機能のすべての部門に広がっています。航空機は決して、運航乗務員や整備士の力だけで飛ぶものではありません。国や関係機関との調整や、組織や人財のマネジメントを行うなど、仕組みをつくり支える力や幅広い視野、コミュニケーション能力を持った総合職の力が欠かせません。
ソラシドエアの総合職(技術系)の大きな特長は一人ひとりの携わる業務範囲の広さではないでしょうか。整備一つをとっても、機体の種類や数が限られている分、担当する業務は自ずと増えていきます。また、現場の仕事だけでなく、航空機メーカーとともにマニュアルの作成を行ったり、海外で品質向上の事例発表を行ったり、全部門で総合職としての幅広い働き方が求められます。
ソラシドエアの運航乗務員の最大の使命は、お客様を目的地まで安全に運ぶことです。機長、副操縦士の綿密なコミュニケーションに加え、客室乗務員や地上の運航管理者、管制官などとの連携も欠かせません。常に素早く的確な状況判断が求められるため、心身ともに厳しい自己管理を求められる仕事です。
ソラシドエアの客室乗務員は、機内の保安要員であり、接客のプロです。お客様が安心してお過ごしいただけるよう常に細心の注意を払うともに、ソラシドエアならではの親しみやすいサービスでおもてなしするのが、ソラシドエアの客室乗務員です。お客様の期待を超えた、ソラシドエアならではのサービスを追求しています。
安全運航に関わる基本方針や目標の設定に加え、日常運航における不安要素をすべて洗い出し、その安全対策を行ったり、飛行記録の解析なども行います。
運航乗務員などの訓練・審査計画を立案し、実際の訓練・審査の実施まで担当する部署です。
運航乗務員の所属する部署です。また、運航乗務員のスケジュールの作成や健康管理、日常技倆管理などを行う仕事もあります。
運航部門の事業計画に関わる業務や人事労務、その他の契約業務など、運航本部全体の統括業務を行います。
航空機を運航するための各種規程類の設定や改廃、その他社外の関係機関の調整業務を担当。運航に関わる新技術を導入する際なども活躍します。
法律によって定められている航空機の整備スケジュールの管理に加え、部品や資材、設備の管理などを行います。また、整備士の教育訓練も担当します。
使用する航空機材はもちろん、整備業務の品質保証、品質管理を担当する部署です。航空機の整備そのものの品質もしっかり管理しています。
日々の運航前、運航後点検、運航間の整備に加え、不具合発生時の対処、飛行時間や着陸回数などによって定められている定例点検や部品の交換等を行います。
航空機メーカーなどから出される規程類を読み込み、ソラシドエアの整備士が的確かつ効率的に作業ができるよう作成・管理します。技術や機材品質に関する情報収集や評価・分析も行います。
各空港でお客様を案内する旅客業務をはじめ、航空機を安全に、かつ定時に出発させるための様々な業務を担当。委託先に対する管理業務も行っています。
飛行計画の作成や運航乗務員とのフライト前後のブリーフィング、航空機の重量重心位置の算定、気象情報の把握など、「地上のパイロット」といわれる運航管理の業務や、社内外と連携し日々のダイヤを円滑に運用する総合調整業務などをおこなっています。
客室内のお客様の安全確保や機内サービスを行う客室乗務員の所属する部署。また、客室乗務員の乗務スケジュールの作成なども行います。
客室本部内の総括業務を行うとともに、客室乗務員の訓練や機内用品の管理、機内の安全やサービス品質の向上のための企画なども行います。
安全の維持向上に関する会社方針の提案や取り組みの推進など、社内の安全の統括業務を担っています。
業務監査、会計監査を通じて適正かつ効率的な業務実施のための評価・助言・改善提案を行っています。
経営理念、経営ビジョンに基づき、全社の経営戦略や事業戦略などの重要計画を立案し、推進していきます。社外・社内の広報活動の窓口も担当しています。
ブランド推進や、ご意見デスク担当として、商品やサービスに関するお客様からのお声の収集、調査、回答等を行っています。
安定した経営状態を保つための財務業務全般を行います。為替や燃油の変動リスクを避けるためのヘッジ取引といった航空会社ならではの業務もあります。
株主の皆様への対応などの渉外業務や内部統制といった 会社経営に不可欠な業務から、職場の環境整備に至るまで 幅広い業務を行っています。
社員一人ひとりの成長を支援しつつ、個人やチーム( 組織)が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、人事制度や福利厚生制度の設計、人財戦略に基づく施策を実行しています。また、採用、キャリア開発支援、安全衛生管理、健康増進など、社員が意欲をもって働き続けられる環境整備を幅広く行っています。
当社最大の収入部門です。運賃戦略や宣伝戦略、マイレージクラブの運営など各種営業戦略を実行しながら、社内外の関係者と連携しつつ、収入の最大化に努めています。
機内誌“ソラタネ”の製作や地元価値共創に関するキャンペーン・イベントの企画立案等を実施し、様々なステークホルダーと協働して、新たな価値を創造しています。